放射線治療装置 リニアック 稼働のご案内

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かねてより、ご案内をしておりました最新鋭の放射線治療装置の稼働が7月24日より稼働いたします。工事中は地域の皆様、連携医療機関の皆様にはご迷惑をおかけいたしておりましたが、本機会導入に伴い、地域のがん治療の質向上に一層努力してまいります。 Varian社 TrueBeam ●  正常な組織の被ばくを少なく 病巣が脊髄や肺、消化管などの重要な臓器に接し照射範囲の設定が難しい症例や、周辺組織への影響から十分な線量を照射できない症例に対して、より正確な照射が可能になりました。
●  高精度な治療を短時間に、正確に これまでの装置に比べて高出力の照射が可能となるため、治療にかかる時間が短縮され、呼吸同期機能、画像による位置確認機能によって正確な治療が可能になります。
●  落ち着いた室内 木目調の落ち着いたしつらえ、天井に本物の空のような照明を設置し、治療中の不安やストレスを少しでも軽減し、快適さとリラックスを提供します。
● 主な仕様
・IMRT(強度変調放射線治療) 腫瘍形状に一致させて線量を集中し、正常組織の線量を抑制する。
・VMAT(強度変調回転照射) IMRTの一種。コンピューターの技術を最大限生かした複雑な治療。
より短時間でIMRTが可能。
・IGRT(画像誘導放射線治療) 画像情報をもとに位置誤差をリアルタイムに補正し正確に照射する
・呼吸同期システム 呼吸性移動のある臓器の照射精度を高める。
・FFF(フラットニングフィルタフリー) 従来の4倍の高出力照射が可能。ピンポイント照射が短時間で可能
・放射線治療計画支援ソフト 高度で複雑な治療計画を作成する。