薬剤部
薬剤部は、調剤科・薬品管理科・薬品情報科・病棟薬剤科の4部門、薬剤師13名、看護師1名、薬剤助手9名で構成、稼働しています。実績としては外来処方箋6760枚/月(院外処方箋発行率92%)に、入院処方箋5680枚/月、薬剤管理指導550件/月、無菌製剤処理加算1 240件/月、外来化学療法加算1A 100件/月、となっています。電子カルテやイントラネットの活用によりスムーズな薬剤情報の提供・共有が可能です。2013年にはMega Oakアシスト服薬指導を導入し、薬剤管理指導業務の充実が図られています。
ごあいさつ
薬剤部では安全で安心してお薬を服用していただくために、患者さんにわかりやすく正確な情報の提供・指導を行うことを第一と考えています。そして、その実現のために私たちは『薬の専門職』として、より高度な専門知識と技術の習得により、安全で適切な薬物療法の提供・指導に貢献するべく努力しています。お薬のことなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
業務内容
調剤科
調剤科では、医師の発行した処方箋を基に薬剤を取り揃えたり、調合したりする業務を主に行っています。当院では1日に約500枚の処方箋が発行されます。 処方は全てコンピュータによるオーダリングシステムで行われています。医師により入力された処方の情報は、薬剤師により、まず処方監査が行われ、薬剤が正しい量で処方されているか、重複や併用禁忌薬剤などがないか、チェックされます。 この時点で不備、疑問点があった場合は医師に確認を取り、必要があれば処方内容が変更となります。処方内容に問題がなければ処方箋、薬袋、お薬の説明書が自動で発行されます。その後、計数調剤、秤量調剤、分包調剤などを行い、最終的に薬剤が正しく調剤されているのかを監査し、 患者さんへ薬剤を安全にお渡しするという業務を行っています。
薬品管理科
供給室
1. 薬品管理・購入業務
2. 注射薬調剤業務
注射薬は、患者さんお一人お一人の注射薬を1回分ずつセットし、患者さんのお名前、注射薬の名前と1回量、実施日などの情報を印字したラベルを添えて、看護師に渡しています。注射薬調剤においても、相互作用などのチェックをしています。
3. 抗癌剤混注業務
外来・入院の化学療法(抗癌剤)の混注業務
TDMについて
薬物療法において最適な薬剤を選択し、最適な用量・用法に基づいて投与することはとても有意義です。しかしながら薬には有効濃度域が狭く副作用が起こりやすく投与設定が難しいものもあります。TDM(Therapeutic Drug Monitoring:治療薬物モニタリング)はそのような薬を有効に、かつ安全に投与するために血中濃度を測定し、その結果を薬物動態学的に解析することで適切な投与設定を行うことを意味します。
薬品情報科
DI室
医薬品には色々な情報(効能、使用法、薬物相互作用、副作用などの情報)があり、どれもとても大切なものです。DI室はこれらの情報の収集と、病院スタッフ(医師、薬剤師、看護師など)や患者さんにその情報を分かりやすいように加工し、提供しています。
また、当院では処方オーダリングシステムや電子カルテが導入されていますが、これらのシステムの医薬品に関わる設定の管理もDI室の業務となっています。
治験管理室
治験管理室についてはこちらをクリックして下さい。
病棟薬剤科
各薬剤師が担当病棟に入院されている患者さんの病室に出向き、そこで、患者さんが飲んでいるお薬の名前、効果、飲み方、副作用などの説明(服薬指導)をさせていただき、患者さんからの質問にも、随時お答えしています。元気な笑顔で活動し、患者さんの気持ちを少しでも明るくできるよう心がけ、より適正に薬を使用していただけることを目標に活動しています。
スタッフ
薬剤師 | 14名 |
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・がん薬物療法認定薬剤師 | (1名) |
・認定実務実習指導薬剤師 | (5名) |
・日病薬病院薬学認定薬剤師 | (5名) |
・医療情報技師 | (1名) |
・栄養サポートチーム専門療法士 | (1名) |
看護師 | 1名 |
薬剤助手 | 9名 |
◆がん薬物療法認定薬剤師暫定研修施設
院内委員会チーム医療 参加状況
- 院内感染対策委員会・ICT・AST
- NST委員会
- 医療安全対策委員会
- 外来化学療法部門会議・レジメン審査委員会
- がん診療連携拠点病院推進委員会・緩和ケアチーム
- クリニカルパス実行委員会
- 認知症ケアチーム
- 褥瘡対策委員会
- 輸血療法委員会
- 病院教育委員会
- 衛生委員会
- 糖尿病教室
薬剤部門システム
- 薬剤管理指導支援システム(MegaOakアシスト服薬指導NEC)
- 医薬品情報検索システム(NEC)
- 調剤支援システム(TOSHO)
- 散薬監査システム(TOSHO)